2017年12月のリート(不動産投資信託)市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2017年12月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比-8.7ポイントの1,662.92ポイントで12月の取引を終了しました。
2017年12月末のREIT市場の時価総額合計は前月比0.28%減少し11.48兆円となりました。12月の予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.19%で11月の4.15%から上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比24.29%減少し257億円となりました。
売買代金ランキング(上位5銘柄)
2017年12月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。なお、1位から4位までの銘柄は11月と同じでした。月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で、売買代金は約382億円でした。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比** |
1 | 8951 | 38,226 | -21.5% | |
2 | 8953 | 32,349 | -27.9% | |
3 | 8952 | 28,916 | -33.9% | |
4 | 3283 | 26,845 | -34.4% | |
5 | 3462 | 24,461 | -14.0% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
2017年12月のREIT市場での出来事
日本銀行によるREITの買入れは12月18日、19日、20日に各々12億円実施されました。
12月27日に、「CREロジスティクスファントド投資法人(3487)」の東京証券取引所への上場が承認されました。同投資法人は、2月7日に上場予定です。
「CREロジスティクスファントド投資法人」は、首都圏を中心とするテナントニーズに応える良質な物流関連施設への投資を重点的に行う物流施設特化型の不動産投資法人です。運用会社はCREリートアドバイザーズ株式会社 で、同社の大株主は株式会社シーアールイーです。
また、次の9社の投資法人が12月に2017年10月期決算を発表しました。
投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 投資法人みらい(3476)
- 積水ハウス・リート投資法人(3309)
- トーセイ・リート投資法人(3451)
- 日本ヘルスケア投資法人(3308)
- インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(3298)
- 星野リゾート・リート投資法人(3287)
- スターツプロシード投資法人(8979)
- いちごオフィスリート投資法人(8975)
- プレミア投資法人(8956)